地球温暖化で犯人探しをやめましょう!

2019年12月24日

COP25がそうだったように、地球温暖化防止への合意はなかなか難しいものがあります。地球温暖化を議論するにあたって一番いけないことは、「誰が悪い」と犯人探しをすることだと思います。この意識が人類にある限りは、より良い形での議論の形成に至らないと思います。地球温暖化は、人類の活動そのものが影響しているのであり、私たち一人一人が”犯人”なのです。よく石炭や石油などを使用するのがいけないといますが、それだけが原因ではありません。二酸化炭素などの温室効果ガスの増加は、森林を伐採し、畑を耕すことも原因の一つです。畑を耕すだけでも地中の二酸化炭素が排出され、IPCCによれば世界の温室効果ガス排出量のうち農林業由来のものが4分の1を占めるというデータもあります。もう一つ、合意に至らない理由は、気候変動や異常気象の原因の多くは地球の自然な営みであり、人類がすべて止めることはできないからだと思います。そもそも、日本で江戸時代の頃にあたる地球は太陽活動の不活発化や火山活動の活発化で気温が低い「小氷期」でした。その後、太陽活動の活発化などにより自然変動も原因で気温が上昇してきました。IPCCが、いわゆる温室効果ガスの増加による地球温暖化の影響を疑っているのは、近年の太陽活動と反比例して気温が上昇している点です。去年の西日本豪雨は、総雨量の約7%が地球温暖化の影響という気象研究所の研究もあります。ですから、自然変動と人為活動が合わさって、現在の気候となっているのです。結論として、長期的には軽減策として2つ、「温室効果ガスの削減」「再生可能エネルギーの普及」。短期的にはあすにでも起こりうる異常気象で犠牲者をなくすための3つの対策、「インフラ整備」、「気象・防災情報の高度化」、「防災教育の推進」。これらを組み合わせて、気象災害に強い社会にする必要があります。2019.12/18