’19.12-’20.2冬 高温の原因

2020年2月12日

大暖冬により、日本海側では記録的に降雪量が少なくなっています。この原因は、主に二つあります。「正の北極振動」と「正のダイポールモード現象」です。まず、北極振動とは、北極の寒気が蓄積したり放出したりすることですが、正の北極振動が起こると北極付近に寒気を蓄積するため日本などの中緯度まで寒気が南下しにくくなります。1月以降、この正の北極振動が明瞭となっています。次に、ダイポールモード現象にも正と負があります。正(負)のダイポールモード現象は、インド洋の西部(東部)で海面水温が高く、東部(西部)で低くなります。この冬は正のダイポールモード現象が発生していることにより、北半球の偏西風が日本付近で北に蛇行しています。偏西風は、北側の寒気と南側の暖気の間を流れますから、偏西風が北に蛇行すれば暖かな空気に覆われやすくなります。南半球のオーストラリアでは、この正のダイポールモールモード現象により、毎年発生する森林火災が今シーズンは大規模になっております。このように、遠く離れた北極付近やインド洋の海面水温が日本の天候にも影響を与えています。1/26