2008年6月26日 また猛暑がやってくる!

この夏は晴れて暑い日が多くなりそう。7月は梅雨前線の活動が次第に弱まって、7月後半から9月前半は太平洋高気圧に覆われるからです。日本の南東海上では水温が高く、これが太平洋高気圧の勢力を強める理由の一つです。ただし、日本海側では梅雨入り以降,雨の少ない状態が続いているため、今後も水の管理には注意が必要です。

2008年5月20日 付和雷同せず

5月10、11日、熊本県八代へ。母校の小学校の新体育館落成式で講演をしてきました。変わらぬ制服と校歌、懐かしい先生や同級生との再会など、”自分の原点”を再確認してきました。在校時私は、早朝、体育館の鍵をこじ開けて授業が始まっても遊び続け、恩師から涙の拳骨と共に「付和雷同せず」という言葉を教えていただきました。一生忘れません。

2008年4月23日 記録的に雨の多い4月

4月は東・西日本では記録的に雨量が多くなっています。この理由は、7〜8日、17〜18日、共に低気圧が本州の南岸沿いを進んだからです。この低気圧には二つの特徴があり、動きが遅く、上空に寒気を伴っていたことです。このため、発達した雨雲が長時間同じ場所にかかり続けました。東京の月間雨量は観測史上最も多い240ミリとなっています。

2008年4月7日 記録的な3月の暖かさ

3月の気温は、北日本や東日本で記録的に高くなりました。札幌や青森、秋田などの16地点では、3月の平均気温の最高記録を更新しました。冬型の気圧配置になることはほとんどなく、寒気が流れ込まなかったことが大きな理由です。このため、札幌では3月末に雪がなくなり、東京では観測史上3番目に早い3月27日にソメイヨシノが満開となりました。

2008年2月6日 ”北冷西暖”の冬

この冬の気温は”北寒西暖”、つまり北日本では寒く、西日本や沖縄では暖かい冬になっています。北と南の気温差が大きいため、本州の南岸沿いに前線や低気圧ができやすくなっています。このために、西日本は雨や雪の降る量が多く、東京都心も2年ぶりに雪が積もりました。2月は太平洋側でも雪の降りやすい月、今後、大雪に注意が必要です。

2008年1月6日 人のために楽しむ

皆様、新年明けましてあめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。今年、私は厄年です。早速、厄払いをしました。心身ともに健康でなければ、人のために尽くすことができませんからね。そこで、今年の目標はより一層「人のために、楽しむ」ことを心がけます。何事も楽しんでできれば健康でいられるし、もっと人のためになると考えるからです。

2007年12月25日 暑さは自然災害

2007年は観測史上最も暖かな冬で始まり、8月16日には埼玉県熊谷と岐阜県多治見では国内最高の40度9分となるなど、日本の年平均気温は観測史上4番目に高くなる見通しです(速報値)。35度以上の「猛暑日」が春から新設され、流行語になる程でした。これらは地球温暖化が原因の一つと考えられ、私も暑さは”自然災害”ということを強く感じました。

2007年11月26日 小春寒波

18日から22日にかけて、記録的な大雪になりました。23地点において、11月としては観測史上最多積雪となりました。スキー場が早くオープンしたところがありました。小春の寒波も一段落しましたが、気象庁の発表した3ヶ月予報によりますと、北極の寒気は”放出期”。12月になると再び寒気が流れ込み、日本海側では雪が降りやすくなります。

2007年10月27日 冬は寒くなる!?

「夏に暑いと冬は寒い」といわれます。この冬(12月〜2月)は、気象庁によれば12月から時々冬型の気圧配置となって、”平年並み”の寒さになる見通しです。その理由は、「ラニーニャ現象」と呼ばれるペールー沖の海面水温が低くなっているためで、猛暑をもたらした原因の一つでもあります。暖かさは11月まで、12月からはスキー場にも雪が降るでしょう。

2007年10月7日 40歳の運動会

春日部市民体育祭に参加。地区代表リレーのアンカーを務め、結果は3位でした。ところがゴール後、前のめりになって左腕から転倒してしまいました。運動会で頑張るお父さん達が怪我するのを他人事だと思ってましたが、まさか自分が。。。肋骨を打撲し、病院の先生からしばらくは安静と禁酒ですよ、と言われました。40歳を感じる秋の運動会でした。

2007年9月9日 40回目の誕生日

今月で40歳。先祖や両親、親戚、家族、そしてファンの皆様のお蔭で今の自分があると思っております。感謝申し上げます。”不惑”とは、辞書によれば「見当を失わない、悩まず、あわてない」となっています。論語で40歳を不惑としたのは、この年代特有の様々な重圧を乗り越えよ!と叱咤激励しているのではないかと思います。そのためには健康第一。

2007年8月17日 記録的な猛暑

2007年8月16日、国内最高気温の記録更新。岐阜県多治見、埼玉県熊谷で共に40度9分。山形の40度8分を74年ぶりに上回りました。この理由は、連日の炎暑で最低気温が下がらなかった上に、日中晴れて、山から吹き降ろすフェーン現象が加わったためです。この日は40度以上の地点が5ヵ所ありました。しかし、この猛暑もピークを過ぎて一段落です。

2007年8月7日 長梅雨、一転猛暑!

夏本番!東北や北陸、関東甲信地方では8月1日に梅雨明けの発表があり、遅い真夏の訪れとなりました。夏空と暑さはしばらく続く見通しです。夏の高気圧が日本に勢力を広げた理由として、台風がフィリピンの東海上で発生しやすくなったことがあげられます。台風ができると夏の高気圧が強まるという関係があります。ただ、北日本は前線の活動に注意。

2007年7月21日 夏型続かない

梅雨前線に伴う大雨や7月最強台風4号、新潟県中越沖地震での被災地の皆様、心よりお見舞い申し上げます。この夏の今後の天候は”冷夏気味”、一旦梅雨明けしたところでも曇りや雨が多めとなりそうです。太平洋高気圧の日本への張り出しが弱いためです。日本付近には前線が長く停滞するため、被災地では雨による二次災害に注意してください。

2007年6月27日 富士山測候所の活用

私、NPO法人富士山測候所を活用する会のメンバーです。お蔭様でこの度、富士山測候所を極地高所研究拠点として使用が認められました。富士山測候所はレーダ廃止・無人化以来、議論されてきました。かつて、台風などの見張り役として活躍してきた測候所ですが、こうして再び活用されることは天国の新田次郎さんもお喜びのことでしょう。

2007年5月1日 宵の内がなくなる!?
今春、気象庁では11年ぶりに気象用語の大幅見直しを行いました。この秋から無くなる言葉の一つとして「宵の内」があります。午後6時から9時頃のことをいいますが、「夜のはじめ頃」に変更されます。現代において、宵という言葉を理解する人が少なくなったからというのが大きな理由です。   ”宵の内大雨”といって、誤解を生むようでは困りますからね。
2007年4月10日 山高ければ谷深し

東京都心では4日、4月としては19年ぶりに雪が降りました。”山高ければ谷深し”、天気でも当てはまる言葉ですが、大暖冬の反動で3月から4月は寒気が南下しています。私も独立後5年目の節目の年、人生には波があることを天気から教わっております。この波をうまく乗り切るためには健康が一番大事ということを肝に銘じ、皆様のために頑張ります。

2007年3月1日 観測史上1番の暖冬 

この冬の日本の平均気温は、1949年と並んで観測史上最も高くなりました。その原因の一つは、寒気を北極に溜め込んで日本付近に寒気が南下しなかったこと。二つ目は日本の東海上の低気圧がいつもより東に位置し、冬型の気圧配置が弱かったことがあげられます。これはエルニーニョ現象が遠因とも考えられています。 

2007年2月18日 東京の雪は冬より春先に注意 2/18

東京の初雪は2月10日が最も遅い記録で、この冬はまだ観測されていません。しかし、東京では明治9年の観測開始以来、雪の降らなかったことはありません。しかも、3月の平年の雪日数は2日、4月17日に雪が降ったという記録があります。むしろ、これからが雪のシーズンで、本州の南岸沿いを低気圧が発達しながら通過する時は雪に注意です。

2007年1月31日 ポスト・エルニーニョ現象

エルニーニョ現象は春には終息する予想です。しかし、海面水温が上昇して大量の熱を大気中に放出するため、ことしの世界の平均気温は観測史上最も高い気温になると予想されます(イギリス)。ポスト・エルニーニョ現象では、日本は冷夏になることが多く、2003年の夏は長い梅雨と短い盛夏でした。 エルニーニョ現象が終息しても決して油断できません。

2007年1月20日 不惑

ことしは人生にとって節目の年、40歳になります。「不惑」とよく言われますが、まだまだその領域には程遠いです。しかし近ごろは”人のためになるように”行動し、”人の幸せを喜べるような心”を持つことが大事なんだと強く思うようになりました。地球という生命の宿る奇跡の星で、人としてこの世に生を受け、わたくしなりにお役に立てればと考えます。

2006年12月6日 初代中央気象台長 岡田武松さん
先日、千葉県我孫子市立布佐中学校へ講演会に行き、校長室で肖像画を見てびっくり!それは初代中央気象台長、岡田武松さんでした。なんとこの中学校の卒業生だったのです。英語のtyphoonを「台風」とした人。私は運命的なものを感じました。奇しくも地球環境の危機について生徒に語るときに。大先輩が「頼んだぞ」とメッセージを送っていました。

2006年11月8日 史上最大級の竜巻

立冬の7日、北海道佐呂間町では竜巻とみられる突風が吹きました。活発な寒冷前線が通過し、前線をはさんでの気温差は5度以上、9月並みと11月並みの空気が前線でぶつかり、激しい上昇気流が発生しました。北海道のオホーツク海側では’71年の統計開始以来、竜巻の発生はなく、珍しい現象です。被害に遭われた方、お見舞い申し上げます。
2006年10月19日 母校

10月14〜15日、故郷の熊本・八代に帰ってきました。田園が黄金色に染まり、お米の収穫の時期でした。改めて思うことは、雨の恵みで稲作が盛ん、しかも水のおいしい所です。その日は高校時代の母校で講演し、担任の先生やクラスメイトに会い、久しぶりに暖かな気持ちになりました。出身校が”母”校と呼ばれるゆえんがよくわかりました。ありがとう!

2006年9月26日 人生の梅雨明け10日

先日、39歳になりました。人生の折り返し地点を過ぎました。天気で今の状況をたとえると梅雨が明けたばかり、「梅雨明け十日」の真っ只中です。この、”人生の夏”を有意義に過ごして、実りの秋を迎えたいと思います。今のうちに手入れをしておけば、秋にはきっと実りが多くなることを信じております。今後も人のために仕事をしたいと考えます!皆様に感謝。
2006年9月4日 ハリケーンの帰化
8月末、日付変更線を越えて北西太平洋にやってきたハリーケーンが、台風12号に変わりました。同じ熱帯低気圧でも北東太平洋ではハリケーンといいます。このようなケースは台風の内、わずか1パーセントしかありません。台風12号は一時猛烈な勢力となり、被害が心配された南鳥島では全員が島外避難をしました。‘68年の返還以来、初めてのことです。
2006年4月3日 新番組ニュースウォッチ9
4月です。新しい生活が始まりまりましたね。私も ニュースウォッチ9 の21時45分ごろからの気象情報を担当することになりました。立体的なマークを画面に貼り付け、動かしながら皆さんにわかりやすいようにお伝えいたします。番組の中で平井の天気WATCHというお絵かきをしながら天気の解説をするコーナーもあります。よろしくお願いいたします。
2006年2月10日 平成18年豪雪
大雪で被害を受けた方、お見舞い申し上げます。今冬の寒さの原因は、一つは北極振動と呼ばれる寒気の放出と蓄積を繰り返す現象の「放出期」だったこと、二つ目は偏西風が日本付近では「大きく南に蛇行」して放出された寒気が日本列島に流れ込んだためです。 東京の冬日(0℃未満の最低気温)が10回以上になったのは20年ぶりのことです。
2006年1月24日 仕事とは
寒中お見舞い申し上げます。本年もよろしくご指導の程お願いいたします。会社から独立後、早いもので3年になります。お陰さまで、私の理念に基づく仕事が増えてきました。仕事とは、人のために人に感謝していただけることをする、その対価にお金をいただいていることだということがわかりました。これからも、皆さんに喜んでいただけるように頑張ります。
2005年12月19日 東京の12月の冬日と寒さとの関係

19日、東京都心(気象庁)の最低気温は-0.8℃。12月としては10年ぶりの冬日(最低気温0℃未満)でした。過去30年で東京都心において12月に冬日となったのは6度あり、いづれの冬も”寒冬”となりました。この冬も偏西風の蛇行が大きく、北極の寒気が日本列島に南下しやすくなっています。このため、12月としては記録的な積雪となっている所があります。

2005年11月22日 高橋選手復活劇と天気

高橋尚子選手おめでとう!2年前の東京国際女子マラソンは気温24℃、レース史上最高気温での失速。私も国立競技場で信じられない光景を見ました。しかし、今回は35kmからのスパートという、マラソンのセオリー通りの快走でした。お見事です。スタート時の気温が10℃の好気象条件とファンの声援がQちゃん復活の舞台を後押ししていました。

2005年9月9日 ’05年台風14号

台風14号は大型で動きが遅かったため、西日本では記録的豪雨となりました。宮崎南郷村神門では6日までの3日間雨量が1300ミリ超、東京の一年分の雨量に匹敵するほどでした。今回のように台風が九州西沿岸を北上すると、南東斜面では暖湿気流がぶつかり豪雨となります。台風を押し流す偏西風が弱かったという悪条件も重なりました。

2005年8月8日 雷雨の多い夏に
7日立秋は暦の上では秋ですが、実際には暑さの頂点です。東京も8月4日、5日と連続して35度以上となりました。夏後半の暑さの見通しですが、暑さはやや衰えるものの30℃以上の日が多いとの予想です。その理由は、涼気を南下させる偏西風の蛇行が小さく、弱いながらも太平洋高気圧の圏内となるためです。ただ不安定な天気は続き、雷雨に注意です。
2005年7月19日 ’05年 夏前半の天気の特徴

7月18日までに関東以西の梅雨明けの発表がありました。ことしの盛夏はどうなるかといいますと、暑さは”平年並み”、去年のような連続した暑さにはならないでしょう。それはなぜか、太平洋高気圧の北への張り出しが、やや弱い傾向にあります。このため、南からの湿った空気や北からの寒気の影響を受ける時期もあります。

2005年7月13日 梅雨末期の豪雨に警戒!
ことしの梅雨前線の活動は大変活発です。沖縄の那覇では6月の月間雨量が800ミリを超え、6月として観測史上最多となりました。沖縄や奄美地方で梅雨明け後、今月になって東北地方から九州では梅雨本番となり、これまで少雨の地域も一転、豪雨となっています。今月中旬にかけて、梅雨末期の集中豪雨による土砂災害や河川の増水に要警戒です。
2005年6月12日 ’05年 梅雨の特徴

6月10日、11日に九州から関東甲信地方が梅雨入りしました。ことしの梅雨の特徴は、空梅雨だった去年とは対照的に雨がふりやすいことです。その理由は、太平洋高気圧の西への張り出しが強いため、暖湿気流を華南から西日本へ供給し、梅雨前線の活動が活発になりやすいからです。北、東日本はオホーツク海高気圧の影響で梅雨寒に注意です。

2005年3月21日 世界気象デー

3月23日は世界気象デー、テーマは「気象・気候・水と持続可能な開発」です。地球上の水の僅か0.001%が大気中にあり、これが雨となって不均等に降り注くことで様々な気候をつくりだしています。今後、地球温暖化により集中豪雨や干ばつが頻発して現在のバランスが崩れることで、水不足や食糧不足が国際問題化することが懸念されています。

2005年3月2日 第一回 気象放送フェスティバル

2005年2月26日、本邦初、第一回気象放送フェスティバルが開催されました。国内、海外を含め30番組の応募がありました。この趣旨は、気象キャスターの切磋琢磨です。今後、「国際」という冠が付くように海外からの参加を増やして、日本の気象キャスター業界を国際レベルまで引き上げたいと考えます。これは、気象キャスター業界の明治維新です!

2005年2月25日 春一番の後
2月23日は関東、北陸、近畿地方で春一番が吹きました。立春から春分の日にかけて、初めて吹く強い(8m以上)南風のことです。日本海で低気圧が発達し、前日より気温が上昇することも条件です。しかし、春一番の後は必ず寒くなります。東京は過去20回の春一番のうち、翌日の気温低下率が80%です。ことしも次の日には雪が降りました。
2005年1月26日 奄美大島

22日〜23日、初の奄美大島旅行。感動その一は家の屋根。台風の被害を防ぐため、突起物のない低い屋根でした。現地の人曰く、台風が通り過ぎるまで絶対に外出しないとのことです。その二はマングローブ。台風で葉っぱが刈り取られ、千年かけて平らな森が形成されていました。暴風の吹き抜け道も森自ら作り、生き残るための術をもっていました。

2005年1月4日 元気!

新年あけましておめでとうございます。一年の計は元旦にあり。ことしは、「元気な仕事!」、「元気な生活!」、「元気な家庭!」を目標にしました。何事も元気に前向きに進みたいです。いかなる困難があろうとも、自分自身が元気でさえいれば乗り越えられますから。ここに訪れてくださった皆さんも元気であれば、益々元気の輪が広がります。

2004年12月20日 災い転じて福となす

皆様、一年間お世話になりました。2004年を一文字で表すと「災」。新潟県中越地震や集中豪雨、台風の10個上陸などの自然災害が多発しました。被災された方にはお見舞い申し上げます。私達、気象キャスターネットワークは、ことしを教訓にして来年は転じて福となるよう、防災の分野にも積極的に取り組む予定です。今後ともよろしくお願い致します。

2004年11月24日 環境大臣賞受賞
このたび、NPO法人気象キャスターネットワークは、平成16年度地球温暖化防止「環境大臣賞」を受賞しました。環境基金の助成により、全国の小中学校を対象に地球温暖化などの地球環境教育を行なっております。皆様のお陰でこのような名誉ある賞をいただくことができ、感謝申し上げます。今後も気象予報士として、社会貢献活動を続ける所存です。
2004年10月16日 返り咲き多いと暖秋

「返り咲きの花の多い年は霜も雪も遅い」。この秋はソメイヨシノの返り咲きが相次ぎ、台風上陸数10個(過去最多)も原因の一つです。台風の風によって葉が落ち、春と同じ状態を迎えた木は秋に花を咲かせるわけです。台風が多いのは、暖かい秋の象徴です。このため雪や霜が遅くなり、北海道旭岳の初冠雪は10月15日と観測史上最も遅くなりました。

2004年9月25日 東京真夏日最多記録
東京の今年の30℃以上の真夏日は70日、観測史上最多記録となりました。この暑さは鹿児島の平年の真夏日(71日)に匹敵するものでした。気象庁によれば、100年後の東京の平均気温は1.5℃上昇し、鹿児島並みになるというシミュレーションです。もし、この夏が100年後の東京の当たり前の姿になるとするならば、危機感を持つのは私だけでしょうか。
2004年8月16日 東京真夏日連続記録
15日、東京の連続真夏日の最長記録は40日で途切れました。東京は先月6日から30℃以上の真夏日が続き、観測を始めて以来最も長い連続真夏日となっていました。この夏は太平洋高気圧に覆われて晴れが続き、雨がほとんど降らなかったことが原因でした。しかし、15日は雨の打ち水効果と雲の日傘効果などで東京の最高気温は28.5℃でした。
2004年7月20日 東京観測史上最高気温

7月20日午後0時58分、東京の最高気温は39度5分、観測史上最も高い気温となりました。あの猛暑だった1994年8月3日の39度1分を10年ぶりに更新しました。東京の猛暑は、意外にも”北風”によって起こります。北風が関東の北にある越後山脈を越えて吹き降りてフェーン現象を起こし、この熱風が内陸の熊谷などの熱を吸収しながら東京まで達します。

2004年7月1日 藤田スケール
6月27日、佐賀市では竜巻が発生しました。その推定風速は故藤田博士の考案によるランクでF2スケール(風速50〜69b)でした。Fスケールは藤田博士の頭文字のFで表され、F0〜5までの6段階あります。これは竜巻被害の状況から風速を推定し、世界的な竜巻風速の基準となっています。 竜巻は台風や前線、低気圧に伴って夏場に多く発生します。
2004年6月15日 5番目に早い上陸台風

台風4号が6月11日に高知県に上陸しました。1951年に台風の統計を取り始めて以来、5番目に早い上陸でした。最も早い上陸は1956年4月25日(鹿児島)です。このような台風の上陸の早い年は、統計的に梅雨前線の活動が活発になる傾向があります。去年も5月31日に台風が愛媛県に上陸し、7月には梅雨末期の集中豪雨が起こりました。 

2004年5月18日 蜜蜂の智恵
先日、蜂蜜搾りを体験し、女王蜂の巣の温度は一年中一定の35℃に保たれているということを知りました。多くの働き蜂が、女王蜂の巣を取り囲んで温度調節をしています。冬は体を動かして熱を貯め、夏は羽を動かして熱を外へ逃がし、さらに巣の中の水を気化させて温度を下げています。皆で力を合わせればやれるもんだ、とミツバチから教わりました。
2004年4月23日 記録的高温
記録的な高温です。17日に静岡で4月としては初の30℃となったのもつかの間、21日には熊本の人吉などで、22日には東京や名古屋、福岡などで4月として観測史上最も高い気温となり、甲府では33.1℃でした。この原因は、暖かな空気が流れ込んだ上に、強い日射が降り注ぎ、風が吹き降りるところで気温が上昇するフェーン現象が加わったためです。
2004年3月30日 復帰

2004年3月29日、NHK気象情報に復帰しました。この一年間、私を応援してくださった方々に、まずはお礼を言いたいと思います。「ありがとうございます!」、この一年のことは決して忘れずに、謙虚な気持ちでわかりやすい気象情報をお伝えすることを誓います。そして、将来の気象キャスター業界の発展ために微力ながら貢献したいと思います。

2004年3月18日  優れた美人

福岡や宇和島のソメイヨシノが17日、全国のトップを切って開花しました。ソメイヨシノの花言葉は「優れた美人」、自然の温度計とも言われるほどの優れた気温のセンサーと、日本人を虜にする美しさを兼備しています。ことしは2月からの記録的な暖かさで桜前線の北上が早くなっています。開花から散るまで約2週間、お花見の幹事さん、お早めに!

2004年3月14日 逆転勝利
14日の名古屋国際女子マラソン、土佐選手は見事な復活を遂げて優勝しました。スタート時の気温は16℃、マラソンの適温(5℃〜15℃)よりやや高かったにもかかわらず、タイムは五輪選考会の中で最速の2時間23分57秒でした。土佐選手の努力と世界大会での経験、そして故障を乗り越えてきた精神的な強さが逆転勝利に結びついたと思います。
2004年3月1日 暖冬
この冬は北日本中心の暖冬でした。流氷接岸はかなり遅く、横浜などでは冬の気温が観測史上最高でした。本来、雪の少ないオホーツク海側の紋別などでは観測史上最多の降雪でしたが、これも暖冬の証なのです。北海道まで暖気が北上したため、低気圧が北海道付近で発達したことが原因です。暖かいとはいえ、冬の北海道は降れば雪になります。

2004年2月21日 球春前線

”球春”といわれる2月、プロ野球のキャンプが南国で繰り広げられています。主なキャンプ地の2月の最高気温(平年)は、那覇19度2分、宮崎13度5分、高知12.度4分です。東京の3月から4月並の気温にあたります。暖かなところで体を鍛えた各チームは、まもなくオープン戦と共に日本列島を北上します。”球春前線”と共に春の到来です。

2004年1月27日 マラソンにとって過酷な気象条件
25日の大阪国際女子マラソンは大会史上最低気温3.7℃で行われました。マラソンの適温は5〜15℃なので、大会史上最高気温の東京国際女子マラソンと共に今シーズンの女子マラソンは極端な気温での開催となっています。この寒さを克服した坂本選手の2時間25分台の走りも立派で、後半のスピードは世界に通用する内容だったと思います。
2004年1月12日 暖冬一転、寒波

この冬は暖冬傾向でしたが、この後は寒い日が多くなりそうです。その理由は北極寒気の”放出期”に入ったからです。北極の寒気は”蓄積”と”放出”を繰り返します。蓄積期には北極に寒気をためるので日本には寒気が南下しませんが、放出期はその反対となります。今後、九州から関東にかけての平野でも雪の日があると予想されます。

2004年1月1日 新年のご挨拶
新年あけましておめでとうございます。本年も空見てドットコムをよろしくお願いいたします。ことしの私の抱負は、「気象キャスターネットワーク」という団体(NPO申請中)で気象、環境、防災教育を行い、防災上重要な役割を担う気象キャスターの育成をすることです。このように社会貢献をすることで気象キャスターの地位・質の向上と領域拡大を目指します。
2003年12月29日 2003年キーワード「戦」

2003年もまもなく幕を閉じようとしています。ことしのキーワードの一つとして「戦」があげられます。皆様にとってはどんな戦いがあったでしょうか。年男の私は人生を左右するような戦いに挑み、現在も続いています。時代は大きく変化し、これまで以上に”本物”が求められています。私は本物を限りなく追求することで、勝利に結び付けたいと思います。

2003年12月24日 サンタクロースの故郷
サンタクロースの故郷は、一部が北極圏に入るフィンランドです。その首都ヘルシンキの寒さは、日本の札幌と同じぐらいです。12月の最低気温(平年)は、ヘルシンキ-5℃、札幌-4.4℃です。さて、クリスマスのころの寒さを「クリスマス寒波」といいますが、ことしもサンタクロースの到来と共に寒気団がやってきそうです。26日ごろは日本海側で雪の予想です。
2003年12月19日 2003年5大気象ニュース
ことしもあと僅かとなりました。私が選んだ2003年の5大気象ニュースです。@10年ぶりの冷夏A熊本県水俣の豪雨災害B38年ぶりの5月上陸台風Cヨーロッパの猛暑D史上3番目に高い世界の年平均気温。気になるのがDで、世界の年平均気温の高い方から10番目以内はすべて'80年代以降に起こっています。地球温暖化も理由の一つです。
2003年12月7日 カマキリの予知能力

カマキリの産卵位置の高さと積雪の深さとの関係を研究している酒井博士によれば、この冬の新潟県の積雪は平年より少なめと予測しています。カマキリは、雪に埋もれず鳥の餌食にならない高さを選んで産卵し、この時、”樹木の振動”を聞き分けているとのことです。どうやら、樹木そのものに自然の変化を鋭く察知する能力があるようです。

2003年11月17日 フルマラソンと気温

11月は一年で最も多くフルマラソンが行われます。フルマラソンの適温は5〜15度、11月は日本列島各地がこの気温にほぼあてはまります。第25回東京国際女子マラソンスタート時の気温は24度、当レース平均気温15度(全25回)より9度高いレース史上最高気温でした。そんな過酷な気象条件での高橋尚子選手の積極的な走りとタイムは立派でした。

2003年11月9日 冬の語源

11月8日は立冬。暦の上では冬です。冬の語源は広辞苑によれば、「冷ゆ(ひゆ)」や寒さが「振るう」の「振ゆ(ふゆ)」、あるいは寒さに「震う(ふるう)」や「殖ゆ(ふゆ)」などと書かれています。ことしの立冬は関東から九州では冷ゆとは程遠い暖かさでした。今後、寒さが振るう、寒さに震える時期は12月ではないかと予想されています。しかし、一番気になるのは忘年会シーズンでお酒の量と体重が殖ゆことでしょうか。

2003年10月16日 ダウンバースト

茨城では13日、風速60mの突風でクレーン同士が衝突する事故が発生しました。気象台が現地で行った調査によれば、この突風は「ダウンバースト:down(落下)burst(破裂)」と推定されました。ダウンバーストは、字のごとく積乱雲内の雨や氷に引き摺り下ろされた冷たく重たい空気が、猛スピードで落下して地面に衝突する現象です。日本では6〜9月に多く発生し、アメリカでは飛行機が墜落したこともあります。

2003年10月14日  亜熱帯低気圧?

日本の南海上育ちの小低気圧の通過に伴い、各地で突風や豪雨の被害が出ました。12日は宮崎で竜巻が発生し、13日は千葉県我孫子市で10月として最も多い1時間雨量61ミリ、茨城では突風によりクレーンが倒れました。天気図では”普通の低気圧”として描かれていましたが、まるでミニ台風のような激しい天気をもたらしました。このような熱帯の空気を伴って北上してきた低気圧は、小さくても侮ってはいけません。

2003年10月3日 紅葉は愛する人と
紅葉についてです。一般的には最低気温が7度以下になると紅葉するといわれています。北海道から北陸までの山々では、すでに紅葉が始まっています。紅葉を美しく見るための条件が三つあります。一つは紅葉情報で見ごろの時期を確認すること、二つめは天気予報で晴れた日を選ぶことです。そして、三つめは”愛する人”、つまり恋人、家族、友人などと一緒に行くことです。愛する人との紅葉狩りは天気にも勝ります。

2003年9月22日 36回目の誕生日

36歳、私の人生の大きな節目です。これまで支持して下さった多くの方々に感謝しております。特に、ことし4月の独立以降は、一人ではないことを強く感じますし、新しい出会いの連続に感動しております。引き続き、”気象予報士の活動領域拡大と地位向上”をモットーに行動します。今後とも、ご指導の程よろしくお願いいたします。さらに、このサイトを訪問される多くの皆様にご多幸ありますよう、心からお祈り申し上げます。
2003年9月19日 台風とハリケーンの違い
台風とハリケーンは、共に熱帯の海でできる熱帯低気圧ですが、発生場所が違います。台風は北西太平洋、ハリケーンは北東太平洋と北大西洋です。最大風速も違い、台風は17m/s以上、ハリケーンは33m/s以上です。つまり、ハリケーンは”強い台風”ランク以上になります。米国ではハリケーン「イザベル」が上陸し、上陸前から避難勧告を出すなど徹底した防災対策を取りました。日本でも台風15号の動きに警戒です。
2003年9月16日 秋の花粉症

秋の花粉症についてです。私は春、夏、秋と花粉症に悩まされ、最近は秋の方がひどい症状になります。秋の花粉症は、ヨモギ、ブタクサ、カナムグラなど川原や空き地ならどこでも生えている草の花粉が原因で起こります。今の時期に、くしゃみや鼻水が止まらなかったら花粉症を疑ってください。雨の日以外の日中は花粉が多く飛びますので、うがいや手洗いをまめにし、マスクや眼鏡をして花粉に触れないようにすることが大切です。干し物も花粉を払ってから取り込むといいですよ。

2003年9月9日 台風の進路と残暑
「台風の進路」と「暑さ」との関係についてです。東海地方から九州を中心に暑さが続いています。この暑さがどうなるのか、台風の進路でおよその見当がつきます。台風が日本列島を取り囲むように大きく時計回りに進むようであれば、暑さは少なくとも一週間程度は続くと見られます。なぜなら、台風は夏の高気圧の外側を北上する性質があるため、このようなコースをたどる時は夏の高気圧が勢力を広げている証拠でもあります。一方、南の海上を通るようであれば、暑さは一段落すると見ていいでしょう。台風14号の今後の動きに注目です。
2003年8月31日 市町村に気象予報士を

9月1日は防災の日。そこで、気象予報士の防災における役割を考えてみます。私は「気象予報士を全国の各市町村に置く」ことを提案します。地域の気象特性を熟知した気象予報士が常時監視し、緊急時には避難勧告などの判断材料を提供することができます。また、コミュニティーラジオなどを使って、地域に密着した詳細な天気予報を解説することができますし、危険地域の把握など防災知識の普及、啓蒙にも活用できます。気象庁が測候所の廃止など観測の機械化を進めている今だからこそ、自治体での気象予報士の必要性が高まっています。

2003年8月18日 日本の冷夏とヨーロッパの猛暑
この夏は日本では低温、ヨーロッパでは高温になっています。日本では10年ぶりの冷夏となっていまして、仙台では30度以上の真夏日が7月以降2日だけです。フランスでは56年ぶりの猛暑となり、パリでは8月12日に40度となりました。これらの原因の一つは、偏西風と呼ばれる上空の西風が、「南北に大きく蛇行」しているからです。こうなると、北風と南風が同じ地域で長く続き、異常低温と異常高温になってしまいます。つまり、日本付近では北風が、ヨーロッパ付近では南風が吹き続け、冷夏と猛暑という対照的な現象になっているわけです。
2003年8月15日 米軍による台風観測
8月15日は終戦の日です。1987年のこの日、米軍飛行機による台風観測が廃止となりました。経費がかさむことや気象衛星による観測が可能となったことが主な理由です。それまでは、観測機器を積んだ飛行機が、台風の中心まで飛んでいって観測をしていました。気象衛星が無かった時代は、南海上で発生した台風の様子を知るために重要な役割を果たしていました。台風の中心を飛行機から見下ろすと、”すり鉢”のような形をしているそうです。
2003年8月10日 エアコン普及率

残暑お見舞い申し上げます。立秋を過ぎたら、同じ暑さでも「残暑」となります。この夏は梅雨明けが遅れたこともあり、残暑と言うのに違和感を持ちます。ところで、内閣府の消費動向調査によると、エアコンの普及率はことし3月で88.8%になっています。30年前は12.9%、20年前49.6%、10年前は72.3%でした。学校の教室にも導入したらどうか、という意見もあるようです。しかし、そうしたら楽しい夏休みが短くなるのでは、と思ったりもしますが・・・。さて、この暑さはどうやら長続きしないようです。夏空も”お盆休み”になりそうな感じとなってきました。

2003年8月8日 夏台風と秋台風

8月8日は立秋、秋の季語といえば台風です。今回は「夏台風」と「秋台風」についてのお話です。夏台風は速度が遅いため、長時間にわたって暴風、大雨になります。秋台風はスーピード早いため、急に風と雨が強まるのが特徴です。高知県の室戸市付近に上陸した台風10号は、「夏台風」です。上陸後も速度が遅いので、進路に当たる地域は長い時間、暴風雨が続く恐れがあります。台風が通り過ぎる地域でも、大雨のためにしばらく川の増水が続きそうです。

2003年8月2日 遅い梅雨明け
8月2日は、東北地方の南部(福島、宮城、山形県)と関東甲信地方が真夏の到来となりました。あとは東北地方の北部(青森、秋田、岩手県)の梅雨明けを待つばかりとなりました。しかし、ことしは厳しい状況とお伝えしておきましょう。梅雨明けとは、そもそも春と夏の間の日照が少なく、雨が多くなる時期のことです。ですから、立秋を過ぎたら梅雨とはいえなくなるのです。’98年も東北地方や北陸地方は梅雨明けがなかったのですが、この年もことしと同じようにエルニーニョ現象が終わった年でした。梅雨の明けた地域でも戻り梅雨による豪雨に注意してください。
2003年7月28日 梅雨明け遅れそう
沖縄から東海地方までは梅雨明けしました。しかし、関東甲信地方と東北地方は、まだ梅雨が続いています。なぜでしょうか。それはオホーツク海高気圧と呼ばれる涼しい高気圧が日本列島を覆っているからです。梅雨明けした東海以西が涼しいのもこのためです。しかも、東北地方から関東にかけての太平洋側は、この高気圧からの湿った東風(ヤマセ)の影響で日照不足と低温が続いています。梅雨明けとは、晴れる日が多くなり、防災上安全とみなされた時です。今週末あたり、夏の太平洋高気圧が強まって遅ればせながら梅雨が明けるかもしれません。
2003年7月11日 富士登山競走
毎年、7月の第4金曜日に行われる「富士登山競走」についてのお話です。どんなレースかというと、高低差3000m、気温差21度、距離21キロ、制限時間4時間30分の過酷な競走です。去年の完走率39%が物語っています。一人で麓の富士吉田市役所から山頂まで走り切るのです。麓ではランニング姿でも、7合目からは長袖、手袋といった具合に、夏から冬の気候を短時間で体験します。また、高山病で立ちすくみ、モドス人もいます。ケイレンを起こす人もいます。そんなアクシデントを克服した者だけが頂上に立てます。富士山は決してウソつきません。努力した人だけに富士山は微笑んでくれます。私もことし5回目の完走目指して挑戦します。
2003年7月2日 野球の背番号の秘密

私は二つの野球チームに所属しています。一つは、「バカーズ」です。黒い帽子に白文字で「B」と書かれています。なぜ、バカーズなのか。それは、野球バカの集まりだからです。我がチームには年間50試合こなす選手が複数います。つまり、毎週野球をやっているわけです。NHK内多アナも所属しています。二つ目は「てんきず」です。こちらは天気と関係が深いです。まずは、野球帽。青に白文字で「天」と書かれています。これは天気の頭文字をとったものです。さらに天気と関係が深いのは、背番号です。私の「300」は雨という意味があります。天気予報では天気を暗号化して番号で表しています。たとえば、「100」は晴れでNHK中村次郎キャスターの背番号です。

2003年6月22日 早い台風上陸
台風のお話です。ことしは台風の接近が早いですね。台風4号が5月31日に上陸し、1956年4月25日(鹿児島県)、1965年5月27日(千葉県)に次いで過去3番目に早い上陸でした。なぜ、こんな早い時期に台風が接近しているかというと、理由の一つは台風の進路を妨げる高気圧が日本の東海上と大陸で強いからです。本来、この時期の台風は日本の南海上を東へ進むか、西に向かって大陸へ進みますが、ことしは二つの強い高気圧の隙間を進んで日本に接近しています。このような年は、台風の影響を多く受けやすいので、今後も注意が必要です。
2003年6月12日 完全試合と天気
第二回目は、野球と気象との関係についてです。投手に有利な気象条件の一つは、湿度の高い時です。ボールに指がかかりやすく、生きたボールが投げられるといいます。ボールやバットが湿っているので、打球に勢いがなくなることも理由にあげられます。過去に完全試合(投手が打者を一人も塁に出さないこと)が達成された時は、湿度の高いことが多いのもうなずけますね。各地で梅雨入りの発表がありましたが、この季節は投手の成績にも注目したいところです。
2003年6月6日 ホームページ開設
皆様、平井信行です。今年3月末に、日本気象協会を退職し、NHKの天気キャスターも降板しました。フリーの気象予報士として講演などの活動をしています。10月の番組改編時に出演できることを目標に営業中です。「思い切ったことを」などと、降板してからいっそう声をかけられることが多くなりました。励ましのお言葉ありがとうございます!これは気象予報士の活動領域を広げ、地位向上のために起こした行動です。今後は、このホームページでもお付き合いの程、よろしくお願いします!!