のぶろぐ
Nobulog
令和8年7月28日16時27分ごろに熊本県熊本地方を震源とするマグニチュード7.1の地震が発生しました。熊本県の宇城市と氷川町で震度7の揺れを観測しました。平成28年熊本地震から10年経ち、復興途上の中、再び震度7の揺れが起こりました。10年前に熊本地震を引き起こした日奈久断層が今回も動いて、熊本県の中南部を中心に甚大な被害となりました。被災された皆様には、心からお見舞い申し上げます。一日も早い復旧、復興をお祈りします。私の故郷、熊本県八代市も大きな揺れで被害に遭ったため、私も地震発生から最初の日曜日(8月2日)に八代を訪れました。道路はうねり、工場の煙突、橋、神社が倒壊した様子を目の当たりにして言葉を失いました。今後も微力ながら故郷の復旧、復興を応援します。
前回の地震から10年しか経っていないのに再び同じ地域で大きな地震が発生しましたが、実は過去にも同じようなことが起こっていました。理科年表によれば、1619年5月1日、肥後・八代でマグニチュード6.0の地震が発生し、八代市にあった麦島城が倒壊した記録が残っています。肥後とは熊本県の事でして、八代市は今年の地震でも震度6強を観測した所です。その6年後、1625年7月21日、熊本でマグニチュード5.0~6.0の地震が発生しました。熊本城の石垣が崩壊し、死者50名という記録が残っています。このように、自然災害は繰り返し同じ場所で発生します。短期間で大きな地震が起こるのは、この地域の活断層の活動周期の特徴なのでしょう。
平成28年熊本地震が発生したのは4月でした。この時は、車の中で避難生活を送る車中泊が話題になりました。エコノミークラス症候群さえ気をつけていれば、プライバシーが守られ、ラジオやテレビで情報が入手できるということで、その後、避難の方法の一つとして定着してきました。ところが、今回の熊本地震では車中泊による熱中症で命を失った方がいました。今回は過去に例がないほどの猛暑の中で起こった地震だったので、前回の春に起こった地震の教訓がそのまま生かされるとは限りませんでした。クーラーが利かないほどの真夏の炎天下での車中泊は危険を伴います。
令和8年熊本地震が発生した7月28日以降、熊本地方気象台が観測した猛暑日日数は29日(9月23日時点)となり、8月3日には40.3℃と1890年に観測を開始以来、初めて40℃以上の酷暑日を観測しました。このような猛暑の中、新たな課題も浮き彫りになりました。避難所として指定されている全国の公立小中学校の体育館や武道場の冷房設置率は、文部科学省(今年5月1日時点)によれば33%となっています。対照的に、普通教室に限っては99%の設置率となっています。今回の熊本地震でも、急遽、スポットクーラーを運び込んだ所がありました。
災害時の避難所となる公立小中学区の体育館や武道場の冷房設置が急がれます。近年の気温上昇により、平時の体育の授業でも屋外での活動が制限される中、冷房の必要性が高まっています。
令和8年10月12日 「月刊公民館」より抜粋
気象防災アドバイザー・気象予報士・防災士 平井信行
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| ビジョン・ミッション | マスメディアでの気象・防災情報の解説に加え、実際に地域にお伺いして地域にカスタマイズした防災教育を全国展開することを目指します。 |
| 会社名 | 株式会社 平井気象予報士事務所 |
| 代表者名 | 平井 信行 |
| 所在地 | 〒344-0063 埼玉県春日部市緑町6丁目11番29号 |
| 電話番号・FAX番号 | TEL:090-7225-5501 FAX:048-736-5487 |
| 事業内容 | (1)気象・防災情報解説業 (2)前号に付帯又は関連する一切の事業 |
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